« 澄んだ世界で呼吸という自己主張 | トップページ | スイッチON »

2008.01.20

その子

 その子は笑顔で

 女の子らしくも あり、
 女の子らしくなくもあり、
 
 中性的というか、
 セックスとかジェンダーとか感じさせない。

 そんな枠にはめるべきではなくて、
 ただ、その子は、にんげんなのだ。




 その子はなにかを見つめている。
 こちらをそっと、のぞきこむこともあれば、
 どこか遠くを、誰にも見えない遠い世界を夢見ることもある。



 ふわりと振り返って笑うその表情を、
 急に翳らせて
 うつむいた眼に睫毛が長い。






 いぢわるを云うかと思えば
 泣き出したりして
 でも
 考え事をするときは
 いつまでも
 表情というものなど世界に存在しないと思わせるほど
 穏やかな無表情。
 その眼には何が映るの、








 ある日突然差し伸べられた気まぐれな手。
 その手は
 どういう意図だったの、








 彼女に依存する。



 フィクションとノンフィクションの狭間。どきどき。

|

「創作な御噺など」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21995/9973776

この記事へのトラックバック一覧です: その子:

コメント

コメントを書く